コロナ禍に弥生へ中途入社したエンジニアの物語

初めまして、今年の5月に中途入社しました情報システム部エンジニアの飯田です! この記事は弥生 Advent Calendar 2020の2日目の記事です。

2日目(このブログでは初回)なので私も最近のマイブームの技術ネタを…といきたいところですが、せっかくなので私にしか書けないこととして、コロナ禍に弥生へ入社してから今までのことについて書いていきたいと思います!

簡単な経歴

中小のITベンチャーで新卒から10年半ほど勤務し、JavaやAWSを使ったシステム開発や、DevOps活動としてCI/CDパイプラインの構築などを行っていました。

仕事内容は良かったのですが、もうちょっと腰を据えて1つのプロダクトに関わりたいと思ったのと、まあ他にも色々あって転職を決意。ただ、何はともあれ10年間頑張ったということでリフレッシュするため、あえて転職先は決めずに退職しました。

3か月ほど旅行したり資格を取ったりした後に転職活動を始め、エージェントからの紹介で弥生を知りました。選考が進むにつれて、自分が働いていた(そして色んな苦労もあった)中小企業などの支えとなる「事業コンシェルジュ」という弥生のビジョンに惹かれていき、結果無事に内定を頂けて入社を決意しました。

リモートワークから始まった弥生人生

こうして5月1日から弥生の一員となったのですが、依然として緊急事態宣言中だったため初日からリモートワークでした。さらに私の場合は採用面接からオファー面談、入社前オリエンまで全てリモートで行なっていたため、本社に行ったことがないどころか弥生の社員の誰とも会わないうちに仕事を始めることになったのです!まさかこのような形で弥生人生がスタートするとは思ってもいませんでした(笑)

そもそも仕事をすること自体が数か月ぶりというのもあって不安だらけの初日でしたが、Zoomでのコミュニケーションは転職活動時の面接ですっかり慣れていましたし、自宅の機材もある程度のものが揃っていたので、思っていたほどの苦労や不便はありませんでした。仕事が終わってZoom部屋から出た時には不安はすっかり消えていて、達成感があり今後もうまくやっていけそうな感じがしました。

入社後しばらくの間は導入教育を少しずつ受け、弥生の開発プロセスや製品などについて学びます。実はリフレッシュ期間中に偶然にも簿記を勉強していたので、会計ソフトを開発している弥生への入社は運命だったのかも知れませんね。もっとも、簿記の知識が活かせることに気付いたのは内定を承諾した後だったんですけどね。

その後もリモートワークが続きましたが、7月の頭に突然自宅でネットワークトラブルが発生し、急遽初出社を果たすことになりました。秋葉原に行くのは友達に連れられてメイド喫茶に行って以来約15年ぶりです。そして私のチームのPMであり開発本部のCTLである山川さんと初めてお会いして色々と話をすることができました。弥生の一員となったことを改めて実感した瞬間です。ちなみに(3Dの)山川さんを見た時の第一印象は「でかっ!」でした(笑) Zoom越しだと身長や体格が分からないんですよね。

チームメンバー全員との顔合わせも10月に実現し、今でもまだ計3回しか出社できていませんが、チームにはすっかり馴染めたのではないかと思います。残念ながら新型コロナの再流行によってまたしばらくの間リモートオンリーとなりそうですが、チームで協力して仕事を進めていきたいと思います。

情報システム部で開発しています

続いて仕事内容についてです。私が配属されたのは開発本部の情報システム部で、お客さまが弥生のサービスを契約する時に操作する画面や契約に関するバッチ処理などを行う課金管理システムを開発しているチームに入りました。前職ではこのような部分は単にツールを使って管理していましたが、弥生ほどのユーザー数で独自のプランやキャンペーンを運用するとなると専用のシステムが必要になるのですね。

弥生製品を開発しているわけではありませんが、やっていることは設計から実装、試験、リリース、そして保守・運用とシステム開発そのものと言えます。さらに、課金管理システムは弥生製品や他の社内システムとも連携しており、弥生のビジネスの基盤となる部分でもあるので、難しいことも多いですが独自の面白さがあると思います。

私も既にひと通りのプロセスを経験し、最近では要求や課題の検討・調査や若手メンバーのフォロー、実環境でのデータメンテナンス作業などを担当するようになってきました。「腰を据えて1つのプロダクトに関わりたい」という転職時の希望も実現しつつあり、対応の幅を広げて力を発揮していけたらと思います。

組織全体も少しずつ見えてきました

最後に組織について少々。前職と比べて従業員数が10倍以上である弥生という組織はまるで別世界…のはずなのですが、ほぼリモートワークということもあってまだまだ見えていない部分が多そうだというのが正直なところです。歓迎ランチや勉強会など、コロナ前は行われていたイベントが休止していたのも影響しているのかも知れません。

ただ、リモートワークが定着してきた最近では徐々に再開してきており、歓迎ランチ改めリモート交流会のおかげで他にどんなチームがあってどんな雰囲気なのかが体感できましたし、今年7月に弥生と合併した元Misocaのメンバーが主催しているリモートランチ会のおかげで他チームのメンバーと雑談する機会もできました。

10月にはオンラインでの社員総会も開催され、多くのお客さまを支える弥生のすごさを改めて感じると共に、弥生賞の発表で様々なチームやプロジェクトの取り組みを知ることができました。自分も中小企業ならではの組織活動を経験してきているので、弥生でもそういったところに食い込んでいきたいです。

また、開発本部全体の状況を共有する全体会は定期的に行われていますが、情報システム部のみの全体会も10月から始まり、部内のより細かい動きや目標などが見える・分かるようになってきました。そうそう、少し前にとある作業を自動化するツールを作ってチーム内で話したところ、思っていた以上に好評で情報システム部全体会で発表しようという流れになり、つい先日LTをしてきました!個人の取り組みにスポットを当ててもらえて嬉しかったですし、また何かしようという意欲にも繋がりますね。この時のLTの内容については、今後も取り組みを続けて来月以降に記事を書いていきたいと思いますのでお楽しみに!

これからも頑張っていきます!

以上、弥生に入社してからこれまでのことを書いてきました。入社から7か月が経ち新たな目標を立てたところなので、改めて気を引き締め、挑戦していきたいと思います。それではまたこのブログでお会いしましょう!