情シスを保守的だと誤解していた話
こんにちは!弥生のいっしーです。
この記事は、Misoca+弥生 Advent Calendar 2019 の19日目の記事です。
いよいよカレンダーも終盤ですね!
年末なので、ふりかえりも兼ねて、2月から所属している情報システム部での気付きなどを書いていこうと思います。
これまでのキャリア
デスクトップ製品が共通で使う機能の開発
↓
デスクトップ製品のテスト自動化
↓
マイポータルWebの開発(主にマネジメントや品質管理)
↓
Misocaの開発
↓
弥生会計 オンラインの開発
↓
新課金システムの開発 ← New!
2013年に新卒で入社し、途中まではプロジェクトマネージャー志望でした。
が、もう少し自分で手を動かしたくなり、クラウドサービスの開発へ。
さらなる修行を、ということで、これまであまり経験のなかった社内運用までを含めた開発を行う新課金チーム(情シス)に至っています。
新課金チームでは、弥生のサービスの契約販売管理システムを旧システムから移行するべく、新しい画面を作ったり、バッチ処理を組んだり、契約まわりの問い合わせ対応を主に行っています。
情シスに対する認識の変化
配属されるまでの私の情シスイメージは
- 社内システムやインフラの監視やメンテナンスをしている部署
- 社内のIT関連で困ったときの一次受け
- あんまり開発してなさそう
くらいの認識で、お世話になっているけれども、正直なところ何をやっているのかよく分かっていませんでした。
ごめんなさい。
ただ、近年はカスタマーセンター用にチャットボットの導入やRPAによる自動化など、
新しいことに取り組み始めている雰囲気も感じていました。
配属されてからは「開発:運用=7:3」くらいの割合で業務を行っています。
10ヶ月経過したいまは、情シスは
- いろいろな部署やシステムのハブといっても過言ではない部署
- 結構、開発もできる
- 社内業務の効率化を継続して提案・実現していければ、最強の弥生を作り上げられるのでは
と考えています。
情シス(というか新課金システム業務)のここが○○!
魅力 ~社内の各業務を支えている、担っていると実感できる~
マーケティング本部から「こんなキャンペーンを打ちたいからプランの枠を用意してほしい」といった要望をうけたり、 財務経理部へ毎月の売上状況の資料提供を行ったりするなど、ビジネス施策や社内の重要業務に対応する必要があります。
プロダクト開発をしていた頃にはあまり認識していなかった他部署の個別具体的な業務が見えるようになり、 自分の業務がその役に立っていることをタイムリーかつダイレクトに知ることができます。
相手の顔が見えた方が頑張れる人は、意外と情シスが向いているかもしれません。
おもしろい ~過去に自分が関わった機能をいまは呼び出す側~
新課金システムはマイポータルWebやMisocaとも連携するため、過去に自分が開発した機能やテストをした機能を呼び出すことがあります。
そんなとき、自分の中で点と点がつながる感じがして面白く、また感慨深いです。
こわい ~本番環境、めっちゃこわい~
リリース等で本番稼働中のサーバーを操作したり、依頼などでデータをメンテナンスしたりするのですが、関連するシステムが多いため、他に影響が出ないかビクビクしています。1
契約まわりはセンシティブな部分なので、手順書と実際に実行するSQL等は有識者レビューを行い、指さし確認しながら実施するなど、細心の注意を払っています。
これから
いろいろと書きましたが、新課金システムすらまだまだ把握しきれていないので、そこを強化しつつ、 関連システムとの関係性を理解し、旧システムからの移行を最後までやり遂げたいです。
また、情シスはいいぞ、という普及活動をして仲間を増やせれば、と考えています。
さいごに①:次回予告
明日20日の Misoca+弥生 Advent Calendar 2019 は、消防士からエンジニアという異色の経歴をもつ ryo2132 さんです!
さいごに②:宣伝
本日19日は2019年最後のもくテク2があります!
課金システムの話や軽減税率の話など、盛りだくさんの内容となっています。
ぜひご参加ください!
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本番環境でやらかしちゃった人 Advent Calender 2019 も明日は我が身…!と思いながら読んでいます。↩
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弥生が開催しているIT勉強会。木曜日にテクノロジーを語ろう、の略。↩