もくテク「品質について悩める人の会 vol.3 ~良いテストって何だろう!?~」を開催しました

このブログでも何度か紹介していますが、弥生ではもくテクと題した勉強会を開催しています。
2018/07/12(木)には「品質について悩める人の会 vol.3 ~良いテストって何だろう!?~」を開催しました。

今回は「テストケースの品質について」をテーマとしてワークショップを実施し、以下のお題について参加者同士でのディスカッションを実施しました。
1. 悪いテストケースの要素とは?
2. 良いテストケースって何だろう!?

悪いテストケースの要素とは?

悪いテストケースの要素として以下のような意見が出ていました
◆操作手順/期待する結果の記載があいまい・定量的な記載でない
 ・いくつもの意味にも取れる表現が使われている
 ・テスト対象機能にたどりつくまでの手順がない
 ・「正しく動作すること」の「正しい」とは何?
◆テストの目的・重要度・優先度が不明瞭
 ・優先して実施してほしい箇所が後回しになる
 ・重点的に確認してほしい機能とは、異なる箇所に注力してしまう

画像は悪いテストケースの要素を付箋に書き出してもらったものです。 f:id:yayoiTech:20180723180553j:plainf:id:yayoiTech:20180723180544j:plain

悪いテストケースの要素は、本来検出されるべき障害がテストで検出されないことにつながっていくため、テストケースを改善して悪い要素をなくすように取り組んでいきたいと改めて感じました。

良いテストケースとは?

後半は前半で書き出した悪いテストケースの要素を基に良いテストケースが持つ条件を纏めて、各チームに発表していただきました。
前半も参加いただいた皆さんも同じようなことに苦労されていると感じましたが、後半の良いテストケースの条件も実体験からも共感しやすい意見が多く出ていました。
◆誰が実施しても同じ結果が得られる
 ・テストの前提条件や入力条件が明確
 ・判断基準を誰が見ても分かる

尚、ワークショップは写真のような雰囲気で想像以上に盛り上がりました。
休憩時間やもくテク終了後も他グループではどんな意見が出ていたのか、皆さん見て回っていました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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今後も品質をテーマにもくテクを開催しますので、今回ご参加いただけなかった人も是非ご参加ください。

次回のご案内

次回は07/26(木)に「技術、品質担当が考えるモノづくりのポイント Vol.2」のテーマで実施する予定です。
ご興味のある方は、connpassよりお申し込みをお願いします。

詳細はこちら▼▼▼ https://mokuteku.connpass.com/event/94635/